水彩画を描くときに、無くてはならないのが水彩筆です。
この水彩筆も、種類が沢山あってどれにしようか迷いますよね。
今回はそんな中から有名な『コリンスキーの丸筆』を試してみました。
技法書などを読んでいると、かなりの割合でこの筆をおすすめしていますね。
では、実際のところはどうなのか・・・?
以下の5項目で試してみました。
①たっぷり筆に絵の具を含ませて、一筆でどのくらい描けるか
②一筆でどのくらい平塗り出来るか
③どのくらい太く描けるか
④どのくらい細く描けるか
⑤一筆で細い線太い線を描く
ぜひ、水彩筆選びの参考にしてみてくださいね!
コリンスキー筆とは
主にチョウセンイタチの毛で出来た筆で、水彩画向きです。穂先のまとまりと弾力、しなかやさに優れています。そして高価な筆です。
実際にコリンスキー水彩筆を試してみました!
今回使ってみたのは、ラファエルのコリンスキー 丸筆8404の6号筆です。
ラファエルは、フランスのブラシメーカーで210年以上の歴史があります。
8404というのは、穂先の形の種類別の番号になります。
ロングドーム型の穂先で濡らした時は、細目の穂先になります。
他に8402、8408番があります。
筆全体の長さは約19.7㎝です。持った時は軽く、丁度指で握る部分が少し太くなっているので持ちやすいです。
水彩紙はマルマン社のヴィフアール荒目のF3を使用しています。
①たっぷり筆に絵の具を含ませて、一筆でどのくらい描けるか
かなり描けます。かすれ具合も、少しずつかすれてくる感じです。
②一筆でどのくらい平塗り出来るか
8㎝×10㎝くらいの大きさなら、一筆で簡単に塗ることが出来ました。
③どのくらい太く描けるか
2㎝くらいの太さで、線が描けました。
④どのくらい細く描けるか
1㎜くらいの細さで、線が描けました。
⑤一筆で細い線太い線を描く
結構スムーズに、細い線から太い線と描くことが出来ます。
まとめ
このコリンスキーの筆を初めて使った時は、ちょっと感動しました!とにかく描きやすくてびっくりです!穂先はシュッとまとまって細い線も描けますし、それでいて太い線や平塗りも難無く描くことが出来ます。水彩紙に対してあまり抵抗感がないです。描いていて、とても楽しくなる筆です♪
やはり、おすすめされているだけの価値はあります!
高価な筆ですが、水彩を長く楽しみたい方にはぜひ試してみて欲しい筆です。