水彩画向きと言われる紙は、結構ありますよね。
今回は本格的な水彩紙というよりは、近所のお店で買えるような5種類の水彩紙です。果たして水彩が楽しくできるか、試してみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
方法は、“にじみ”と“グラデーション”で比較します。
①にじみは、水彩紙を水で濡らした後に絵の具を乗せてみました。
②グラデーションは、絵の具を上から下に塗ってみました。
目次
身近な水彩紙5種類のレビュー
100円均一のスケッチブック
とにかく安いです。B4サイズくらいで10枚あります。
厚口画用紙とあります。
にじみ・・・あまり広がりません。
グラデーション・・・ムラが少し目立ちます。
発色はそこまで悪くありません。ただ、塗り重ねには向かないのと、乾いた後に紙が波打ちします。1回で塗り終わるなら練習用に十分使える紙です。値段の割には良いです。
マルマンの図案スケッチブック
よく見かけるスケッチブックですね。アマチュアからプロまで、色々な人達が使っている画用紙です。
にじみ・・・綺麗に出ません。
グラデーション・・・ムラが目立ちます。
ソフトで吸収性もあり、水彩にも適しているということですが、あまり向いていないです。発色も鈍いですし、乾いた後に紙が波打ちします。水を塗ってから絵の具を乗せるよりは、最初から塗っていく方が良いです。
ホルベインのスケッチブック
R画用紙です。
にじみ・・・そこそこ綺麗に出ます。
グラデーション・・・ムラが目立ちます。
発色は少し鈍いです。乾いた後に紙が波打ちしますので、さらっと色を付けるだけが良いです。
無印良品の再生紙スケッチブック(ハガキサイズ)
切り離せるミシン目入りで、切手を貼れば絵はがきとして送れますね。
にじみ・・・あまり綺麗に出ません。
グラデーション・・・ムラが目立ちます。
描いてそのまま絵葉書として送れて便利ですが、にじみが綺麗に出ません。乾いた後に紙が波打ちします。
サラッと色をつけるだけなら良いですね。
マルマンのヴィフアール(中目)
よく初心者におすすめされている水彩紙です。
今回紹介している5種類の水彩紙の中では、価格が一番高くなります。
地色は少し黄色です。
にじみ・・・綺麗に出ますが、やや下に流れます。
グラデーション・・・ムラにあまりなりません。
発色も綺麗で、乾いた後の紙の波打ちもほぼありません。
ただ地色が少し黄色なので、色味も少し変わります。
水彩紙5種類の感想
上記の水彩紙の中では、やはりヴィフアールが描きやすかったです。
そして意外だったのが、100円均一のスケッチブックです。安い割には、そこまで悪くありませんでした。練習用に良いですね。
今回試した中では、ヴィフアールをおすすめします。
紙の厚さの目安は、以下のようになります。
参考にしてみてくださいね。
薄い→厚い
マルマン図案スケッチブック→無印良品再生紙スケッチブック→100円均一スケッチブック→ホルベインスケッチブック→ヴィフアール