水彩画を描くとき、もっとも大切なのが水彩紙です。
どの水彩紙を選ぼうか、沢山あって迷いますよね。
今回はそんな沢山ある水彩紙の中から、
身近な『ホワイトワトソン水彩紙』を試してみました。
水彩紙を試す方法は、以下の6項目です。
①平塗り
②にじみ
③グラデーション
④重ね塗り
⑤マスキングインク
⑥塗って乾いた面を水を含ませた筆で塗り、テッシュで吸い取る
ぜひ、水彩紙選びの参考にしてみてくださいね!
ホワイトワトソン水彩紙とは
国産メーカーのミューズ社から出ています。コットンパルプと木材パルプの混合で、人気の水彩紙です。
実際にホワイトワトソン水彩紙を試してみました!
今回試したのは、ホワイトワトソン水彩紙で厚さ190gです。
①平塗り・・・濃い目に溶いた絵の具を、平塗りしました。
塗る時に絵の具を凄く弾きました。かすれ気味になりやすかったです。表面に小さな白いつぶつぶが出来ました。
②にじみ・・・最初に水で濡らしてから、絵の具を乗せてみました。
綺麗ににじみました。色の広がり方も控えめで、調節しやすいです。乾いてからもそんなに変わらないので良いです。
③グラデーション・・・最初に水で濡らしてから、絵の具を塗りました。
綺麗に出来ました◎
④重ね塗り・・・1色塗って乾かした後に、もう1色と重ね塗りしました。
問題なく出来ます◎
⑤マスキングインク・・・使ったマスキングインクは、シュミンケから出ているマスキングインクを使っています。インクが乾いた後に絵の具を塗り、絵の具が乾いてから剥がしました。
表面も一緒に剥がれてしまいました。マスキングインクには向いていないです。
⑥塗って乾いた面を水を含ませた筆で塗り、テッシュで吸い取る・・・乾いた後に、どのくらい絵の具の色が落ちるか試しました。
割と色が落ちます。修正も出来ます。
感想
水や絵の具をかなり弾くので、塗る時にたっぷりと筆につけないと、すぐにかすれてしまいます。濃い目の絵の具を塗る時、あまりスムーズに塗れず時間がかかりました。乾いてからも白いつぶつぶが出来るので、濃い目の絵の具よりは薄い絵の具、淡色系が良いです。
また、乾いた後に水彩紙が波打ちます。水彩紙の厚さ190gだと水張りなど必要ですね。
水彩を楽しむなら、やっぱり水彩紙の厚さは200g以上ある方が良いなと思いました。