水彩画を描くとき、もっとも大切なのが水彩紙です。
どの水彩紙を選ぼうか、沢山あって迷いますよね。
今回はそんな沢山ある水彩紙の中から、
身近な『ウォーターフォード水彩紙』を試してみました。
水彩紙を試す方法は、以下の6項目です。
①平塗り
②にじみ
③グラデーション
④重ね塗り
⑤マスキングインク
⑥塗って乾いた面を水を含ませた筆で塗り、テッシュで吸い取る
ぜひ、水彩紙選びの参考にしてみてくださいね!
ウォーターフォード水彩紙とは
英国王立水彩画協会に認定されている英国製高級水彩紙で、 250年以上の歴史があります。コットンパルプ100%の水彩紙です。地色には、ナチュラルとホワイトの2種類があります。
実際にウォーターフォード水彩紙を試してみました!
今回試したのは、ウォーターフォードホワイト水彩紙です。
①平塗り・・・濃い目に溶いた絵の具を、平塗りしました。
とてもスムーズに塗ることが出来ました。抵抗感もあまりなくスラスラと筆が動きました。広い範囲の平塗りも素早く塗れます。
②にじみ・・・最初に水で濡らしてから、絵の具を乗せてみました。
じんわりとゆっくり、にじんでいきました。にじみの速度はやや遅めで、段々と広がっていきます。乾いた後は、とても綺麗に色がにじみました。
③グラデーション・・・最初に水で濡らしてから、絵の具を塗りました。
綺麗に出来ました◎
④重ね塗り・・・1色塗って乾かした後に、もう1色と重ね塗りしました。
綺麗に重ね塗り出来ます◎
それぞれ重なった時の発色も綺麗です。
⑤マスキングインク・・・使ったマスキングインクは、シュミンケから出ているマスキングインクを使っています。インクが乾いた後に絵の具を塗り、絵の具が乾いてから剥がしました。
問題なく使えます。紙の表面が剥がれることもないです。
⑥塗って乾いた面を水を含ませた筆で塗り、テッシュで吸い取る・・・乾いた後に、どのくらい絵の具の色が落ちるか試しました。
色は落ちにくいです。何度も水で含ませた筆で塗ってティッシュで吸い取っても、写真の通りです。後からの修正には向いていません。
まとめ
にじみや発色も素晴らしく、描きやすいのでとても良い水彩紙です!さすがコットンパルプ100%!という感じです。マスキングインクも問題なく使えますし、表面の強度は十分あります。ただ、乾いた後の修正には向いていないので、にじみや塗りは一発勝負ですね。
値段はそれなりに高めですが、ぜひ一度は使ってみて欲しい水彩紙です。