水彩画を描くとき、もっとも大切なのが水彩紙です。
どの水彩紙を選ぼうか、沢山あって迷いますよね。
今回はそんな沢山ある水彩紙の中から、
有名な『アルシュ水彩紙』を試してみました。
水彩紙を試す方法は、以下の6項目です。
①平塗り
②にじみ
③グラデーション
④重ね塗り
⑤マスキングインク
⑥塗って乾いた面を水を含ませた筆で塗り、テッシュで吸い取る
ぜひ、水彩紙選びの参考にしてみてくださいね!
アルシュ水彩紙とは
1492年以来、500年以上生産されている人気のある仏製最高級水彩紙です。最高の芸術作品に使われ続け、世界中で多くの水彩画家が使っています。コットンパルプ100%の水彩紙です。地色はややクリーム色です。
実際にアルシュ(細目)水彩紙を試してみました!
今回試したのは、アルシュ(細目)水彩紙です。
①平塗り・・・濃い目に溶いた絵の具を、平塗りしました。
スムーズに塗ることが出来ました。ただ今回は少し絵の具が濃すぎて、小さな白い点々が目立ちました。
②にじみ・・・最初に水で濡らしてから、絵の具を乗せてみました。
ふわっとにじみが広がりました。乾いてからも綺麗です。サップグリーン1色でにじませていますが、中心部分に小さな茶色の粒が残りました。
③グラデーション・・・最初に水で濡らしてから、絵の具を塗りました。
綺麗に出来ました◎
④重ね塗り・・・1色塗って乾かした後に、もう1色と重ね塗りしました。
問題なく出来ます◎
⑤マスキングインク・・・使ったマスキングインクは、シュミンケから出ているマスキングインクを使っています。インクが乾いた後に絵の具を塗り、絵の具が乾いてから剥がしました。
問題なく使えます。紙の表面が剥がれることもないです。多めにマスキングインクが出てしまっても、大丈夫でした。
⑥塗って乾いた面を水を含ませた筆で塗り、テッシュで吸い取る・・・乾いた後に、どのくらい絵の具の色が落ちるか試しました。
かなり色が落ちます。乾いた後の修正も問題なく出来ます。
まとめ
にじみ具合がとても素晴らしい水彩紙です!ふんわりとにじんで、乾いた後も綺麗です。さすがコットンパルプ100%!という感じです。また水彩紙を水で濡らした時に、土のような独特な匂いがするのも特徴です。
マスキングインクも問題なく使えますし、表面の強度は十分あります。
値段はかなり高めですが、画材店などでは結構見かける水彩紙です。
プロの水彩画家で愛用している方も多く、憧れの水彩紙のひとつですよね。
機会があれば、試して見てくださいね♪