海外メーカーの透明水彩絵の具はプロの水彩画家が愛用している…など、名前だけは知ってるものもあるのではないでしょうか?
今回は、海外メーカー6社の透明水彩絵の具と特徴を簡単に紹介します。
海外の透明水彩絵の具の紹介
海外メーカーのものは、国内メーカーよりも歴史があります。最高級品質、発色や耐光性に優れたものが多くあります。プロの水彩画家も愛用している方もいます。しかし、値段が高いものが多く、日本では手に入りずらいメーカーのもあります。
ウィンザー&ニュートン(イギリス)
1832年に科学者のウィリアム・ウィンザーとアーティスト のヘンリー・ニュートンにより創立されました。世界でもっともポピュラーな水彩絵の具です。ウィンザー&ニュートンは、世界で初めてすぐ使える水彩絵の具を発売しました。塗り広げた時に透明感があります。
全96色
ラウニー(イギリス)
1783年創業のデーラー・ラウニー社、200年に及ぶ絵具製造経験で生まれた水彩絵の具です。極上の顔料を使い厳密な調合と製造工程に最善の注意を払って出来上がった最高級品質です。世界的に有名な画材メーカーです。発色も透明感もとても良いです。
全80色
シュミンケ(ドイツ)
1881年に創業、厳選された素材を手間暇かけた製法で作られています。最高級の透明水彩絵の具で高価です。コルドファンアラビアゴムを使用し、オックスゴール(界面活性剤)が入っているので紙に馴染み、透明でしっとりとした発色になります。
全110色
セヌリエ(フランス)
1887年に科学者のG・セヌリエが創業、1世紀以上変わらない伝統的な製法で作られています。絵具に蜂蜜を混ぜる事で、滑らかさ、鮮やかな色合い、耐光性のある水彩絵具になっています。セヌリエの水彩絵具は最高級の顔料とコルドファンアラビアゴムを使用しています。絵の具の特徴としては、乾燥が遅く定着が少し弱いです。
全98色
マイメリブルー(イタリア)
1923年イタリア・ミラノに絵具工場を設立、最高級の発色と耐光性を誇る最高峰の水彩絵の具です。最高級コルドファンアラビアゴムを使用し、厳しい品質管理の下で製造されています。
全72色
ダニエル·スミス(アメリカ)
アーティストの塗料用の高性能キナクリドン顔料を使用する最初のメーカーでした。
原料が本物の鉱物を使っているのもあり、金属の光沢のような輝きがあります。
顆粒化効果を持っており、ザラザラした質感が出ます。
全250色くらいあります。
価格比較の目安
12色セット、または10色セットのチューブまたは固形絵の具の価格比較の目安は以下のようになります。参考にしてみてくださいね。
高い→安い
シュミンケ20000円程度→ダニエル・スミス→マイメリ→セヌリエ/ラウニー→ウィンザー&ニュートン6000円程度