水彩画を描くときに、筆を使って描くことが多いですよね。
でも、筆だけでは描くことが出来ない表現もあります。
その1つは、塩を使った表現方法です。
水彩に塩?と思うかもしれません。
身近にある塩で、とっても手軽に独特の表現が出来ます。
今回は塩(食卓塩)を実際に使い、どんな表現方法が出来るのかを紹介します。
塩をひとつまみ、絵の具を塗ったところに振りかけるだけで独特の模様が楽しめます♪
ぜひ参考にしてみてくださいね!
塩(食卓塩)とは
原材料は、天日塩(メキシコ)/炭酸マグネシウムです。
サラサラしていて、1つ1つの粒が小さめです。
スーパーなどで手軽に手に入ります。
塩の主な使い方
絵の具を塗ったところが、乾く前に塩を振りかけます。
塩が色を吸うことで、その部分が白くなり独特の表現が出来ます。
塩(食卓塩)を実際に使ってみよう!
①青色の絵の具をたっぷり溶いておきます。
②筆に絵の具を含ませ、塗っていきます。
③塗ったところが乾く前に、塩を振りかけます。
④絵の具が完全に乾いてから、塩を振りはらいます。
そうすると、上の写真のような模様が出来ます。
塩を時間差で試してみる
たっぷり絵の具を溶いて塗った後、時間を変えて塩を振りかけました。
左側から、30秒・1分・2分・3分となっています。
時間が経つごとに、広がり方は小さくなっていくのが分かります。
塩の量を変えて試してみる
塩の量が少ない場合と、多い場合の広がり方を見てみました。
塩の量によって、広がり方も変わります。
絵の具に混ぜる水の量を変えて塩を試してみる
水の量を少なめに溶いた絵の具と、水の量を多めに溶いた絵の具で違いを見てみました。
左側の濃い色の方は塩があまり溶けず、模様も広がりません。
右側の薄い色の方は塩が溶けて、模様が大きめにぼんやりと広がりました。
その他の塩を使った色々な表現
夜の雪や星などの表現
模様など
苔むした岩の表現など
塩を使って手軽に模様が描けます。
塩の量や水の量、また時間差をつけることでその模様は幾らでも変化します。
毎回違った模様にもなり、とても面白いです!
ぜひ塩を使って、手軽に模様を描いてみてください♪