色見本という言葉は、聞いたことがあるのではないかと思います。
でもそれが何なのか知らない…、という初心者の方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな色見本を作る意味や実際に作る方法を紹介します。
わざわざ作る必要はあるの?と思っている方も、ぜひ見ていってくださいね♪
色見本を作る意味とは
透明水彩絵の具は、同じ色でも濃い薄いでかなり色味が変わります。
その特徴を、パッと見て分かるように色見本を作ります。
色見本を見ながら、彩色に役立てることが出来ます。
また色見本は、小さな範囲で色の濃い部分と薄い部分を水を調節しながら作ります。初心者の方には、ぼかしや筆使い、水の調節の練習にもなります。
そんな一石二鳥の色見本をぜひ作ってみましょう♪
実際に色見本を作ってみよう!
今回は、サクラ透明水彩12色セットを使ってみます。
白色と黒色を抜いた10色で、色見本を作ります。
①パレットにそれぞれの絵の具を出します。
透明水彩絵の具は、乾いた後も再び水で溶かせば、また使えるので
多めに出しておいても良いです。
②絵の具を水で濡らした筆で溶きます。
たっぷりと濃く溶いておきます。
水彩紙は普段使っている水彩紙で大丈夫です。切れ端や端っこの空いてる部分を使っても良いです。パレットに置いた絵の具の位置順に色見本を作ります。
③最初に濃い色を塗ります。
大きさは、一円玉くらいの大きさで十分です。
丸く塗ったら、筆を綺麗に洗います。
④水で濡らした筆で、濃い色をのばしていきます。
筆からぽたぽたと落ちるようでは水が多いので、タオルやティッシュで水を拭いて調節します。塗った色が乾かないうちに、早めに筆で濃い色をのばしていきましょう。
⑤その他の色も同じように作っていきます。
色をのばす方向は縦なら縦、横なら横と統一した方が見やすいです。
1色ずつ筆を筆洗で洗い、しっかり色を落としてから、次の色にいきます。
色が混ざってしまうと、正確な色がわからなくなってしまいますので注意しましょう。
⑥最後に、絵の具の色の名前を書いて完成です!
濃い色の絵の具は乾くとどれも黒くなって見えて、何色かわかりづらくなることがあります。そういう場合も色見本があれば、わかりやすいです。
新しく絵の具の色を買い足した時も、その色の特徴を知る為に色見本を作ってみると便利です。試してみてくださいね♪