マスキングインク(ペンタイプ)の4種類比較レビュー!


今回は、マスキングインクのペンタイプ4種類を試してみました。最近はペンタイプのモノもメーカー別で色々とありますね。線の細さや使用感などを比較しました。
4種類のマスキングインクを、3種類の水彩紙でそれぞれ試しています。
どれを買おうか迷っている方は、参考にしてみてくださいね♪

マスキングインク(ペンタイプ)の4種類

シュミンケ マスキングインク 25ml

シュミンケから出ています。価格は1600円前後でちょっと高めです。
ペン先部分は約1㎜で細く、手で持つ部分は約2㎝あり太めです。
インクの色は青色で、乾くと下の写真のように半透明になります。

使用感

描いていてインクがドバっと出やすく、インクの量を調整して描くのが難しいです。またインクに気泡が入りやすいです。太文字は描きやすいです。インクが多く出てしまうので、乾きにくかったです。

パッケージの注意書きには、使い始める時はふたをしたまま下に向けて、数秒してから描くと気泡が入りにくくなると書いてありました。また、2日以上画面に塗り残さないようにとのことです。

ホルベイン 水彩用メディウム マスキングインクペンタイプ 25ml

ホルベインから出ています。価格は800円前後です。
ペン先部分は約1㎜で細く、手で持つ部分は約2㎝あり太めです。
インクの色はピンク色で、乾くと下の写真のように半透明になります。

使用感

描いていてインクがドバっと出やすいですが、インクの出はスムーズです。すらすらと描きやすいです。たまにインクに気泡が入ります。太文字~中文字は描きやすいです。

パッケージの注意書きには、水彩紙は強度のある紙を使用して下さいと書いてあります。

ホルベイン マスキングフルイド(ボールペンタイプ) 8ml

ホルベインから出ています。価格は600円前後です。
ペン先部分は約1㎜で細く、手で持つ部分は約1.5㎝なので持ちやすいです。
インクの色は灰色で、乾くと下の写真のようにやや黒っぽくなります。

使用感

描いていてガリガリと紙に少し引っかかりますが、描きやすいです。インクに気泡はほとんど入らないです。インクの出が悪い時は、修正ペンのように真ん中部分を押すとインクが出ます。かなり細い線も描けますし、細文字も描きやすいです。割とすぐ乾きます。

ペベオ ドローイングガムマーカー 0.7㎜

ペベオから出ています。価格は700円前後です。
ペン先部分は約1㎜で細く、手で持つ部分は約1.5㎝なので持ちやすいです。
インクの色は水色で、乾くと下の写真のように薄い水色になります。

ペベオのこのタイプは、ペン先が外れます。スペアも1本付いています。使う時にペンにつけて、使用後はペン先を外し洗います。そうしないとペン先が詰まり、使えなくなってしまうので注意が必要です。

使用感

描いていてガリガリと紙に引っかかり、抵抗感が強いです。インクの出は少なく、ペン先を押してもインクがドバっと出ることは無いです。インクに気泡が入ることも無いです。かなり細い線も引けますが、インクの色が薄くて後からマスキングした部分が分かりづらいです。描いてすぐに乾きます。

マスキングインク(ペンタイプ)の水彩紙の種類別での比較

3種類の水彩紙で、それぞれのマスキングインクのペンタイプを試しました。
写真の左側から、マスキングしたもの→その上から絵の具を塗ったもの→乾かして剥がしたものとなっています。
写真の上側から、①シュミンケ、②ホルベイン(ペンタイプ)、③ホルベイン(ボールペンタイプ)、④ペベオの順に描いています。

それぞれに違いがあるか見てみましょう。

アルシュ(細目)

アルシュはマスキングインクに強いので、どのペンのマスキングインクも剥がした後も綺麗です。ただ、③と④は剥がすのに少し時間がかかりました。

ウォーターフォード(中目)

ウォーターフォードもマスキングインクに強いので、どのペンのマスキングインクも剥がした後も綺麗です。アルシュと同様に③と④は剥がしづらかったです。

ヴィフアール(荒目)

ヴィフアール荒目は、マスキングインクにはあまり向かないです。①~④のどれも剥がす時に、紙まで剥がれてしまいました。

マスキングインク(ペンタイプ)4種類を試してみた感想

上記の中では、ホルベインのペンタイプ、ボールペンタイプのものが価格も手頃で描きやすかったです。ボールペンタイプはかなり細い線や文字も描けて、使い勝手も良いです。ペンタイプは若干インクの出の調整が難しくはありますが、それでも太い線から細い線まで描けますし、スラスラと描き味も良かったですね。どちらのペンも細い線は、1㎜くらいの線までは描けました。
シュミンケのマスキングインクは一時期話題にもなっていたのですが、使いこなすには何度か試さないと難しいものだと感じました。
ペベオが一番乾くのが早かったのですが、ペン先の後処理などがあってちょっと手間がかかりますね。

初めてマスキングインクを少し使ってみたいなと思ってる方には、ホルベインのペンタイプ・ボールペンタイプが手軽でおすすめです♪

ただ、どのマスキングインクも使い始めてから、しばらく使わずに放置しておくとペン先や中のインクが固まってしまったりして、使えなくなるので注意してくださいね!



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